すこーし、家のネットワークの設定を更新しました。
最近、i-revoの固定IPサービスの契約をしたんだけど、今つかっているルータのWZR2-G300NはNATからヘアピン接続ができない。つまり自分の家に置いたkawataso.netのサーバに自分の家からアクセスできないわけです。
一番簡単な方法はルータをヘアピン対応のルータに変更することで、以前使っていたBBR-4MGはヘアピン対応です。でも、そのままリプレースしてしまうとG300Nがもっている無線LANが使えなくなってしまうし、そもそもG300Nを買った意味が無くなってしまいます。
そういうわけで、いずれにしろG300Nも生かしたまま何かの手段を講じることになるわけで、普通に考えたらOCN用のG300Nとi-revo用の4MGという構成になるわけです。
フレッツ自体はマルチセッションに対応しているので、2つのルータからPPPoEするのは問題ないのですが、現状、VDSLアダプタにはイーサネットポートは1つしかないわけで、2つのルータを接続することはできません。なので、この構成をとるにはVDSL装置とルータの間にスイッチを入れる必要があります。この段階で稼働しているスイッチはLAN用のGbEスイッチがあって、基本的にPPPoE自体はIP通信と混在させても問題ないはずなので、ルータのLANもWANも同じスイッチに接続してPPPoEとかいうちょっと普通はやらない構成も考えたのですが、よく見ると完全にポートは埋まってしまっているのでこの構成はとれないです。(正確にはルータのLANポートも活用すれば可能な構成ではあるのですが。)
そういうわけで、普通の思考をした場合には新たにスイッチを設置しないといけませんが、たまたま100Mのスイッチが1つ余っていたのでこれをVDSLアダプタと2つのルータの間に置いて接続しました。
それからi-revoの接続設定とG300Nに設定したポートマッピングの設定のうち必要なものを4MGに設定し、G300Nのi-revoの設定を無効にして4MGからPPPoE。これで接続はできたけど、あと忘れてはいけないのはいくつかの経路設定。G300N1つでマルチセッションしていたときは、kawataso.netのサーバからの通信をi-revoに流すように設定していたのを、多分問題ないけど予期しない悪影響が出ないように無効に、それからkawataso.netのサーバのデフォルトゲートウェイを4MG側に。これをやらないとkawataso.netへの入り口は4MGで出口はG300Nになってちゃんと通信できないのです。普通のIP通信なら経路は関係無いエンドツーエンドの通信なので関係ないけど、こっちがNATだから経路がかわると発信IPアドレスかわっちゃうからね。
ということで、こんな感じになりました。
:OCN: +-[VDSL]-+ [WZR2-G300N] +---[ML115(kawataso.net)] | | | | | +-----------+--[TP X31] [Internet] [100M SW] [GbE SW]-[NAS] +--[TP X40] | | | +-[TP X61] | {kawataso.net}[BBR-4MG] +--[VoIP Adpt]--[MP830]-[Tel] :i-revo: