8コア分のCPU、もちろんアーキテクチャの特性や制限、実行するソフトウェアによって数字は大きくかわるけど単純に考えたらそれは普通のCPUの8倍の処理能力を持ちます。
そういう仕様のマシンはもはやPCではなく、とりあえず簡単に買える場所というのは
まあ、HPやDELLの格安サーバとかになるんじゃないかと思います。
でもそういう格安サーバはHDDが少なかったりファンが爆音だったり
そういうことはよくある気がするのですが、
そんな中、非常に魅力的なのはMac Proだったりするわけです。
ほぼ同等の機能を持つものを用意しようとしたらAppleに比べて、
DELLは安いけどどうも納期に不安が残ります。HPはほぼ納期の予測ができますが、
それでも1週間かかります。それに比べたらMac Proはいわばワークステーション、
むしろPCにかなり近い存在なので普通に量販店で手に入ります。
価格も大して変わりません。
欲しいときにすぐ手に入る、しかも基本的にどこで買っても値段はかわらない。
それは取り方によっては悪く聞こえるかもしれませんが、
前向きにとらえれば、どこで買ってもそれほど損はしないということです。
そんなMac Proが僕の手元にやってきました。
量販店で買えるベーシックなモデルで価格は35万円ほど。
早速開封して最低限の設置をします。
すでに僕の仕事環境は直立したノートPC2台に持ち歩いているノートPCがもう一台、液晶ディスプレイが2台に、
足下にスリムタワーのデスクトップがリモートデスクトップ専用として2台稼働していますので、
ここで1台くらい稼働するマシンが増えたところで僕は全く気にしないわけです。
むしろそのマシンたちが発する熱と騒音を受けている先輩方に非常に申し訳なく思う日々が続いているのですが、それはまた別のお話ということで。
でも、残念ながら、僕らが欲しかったのはあくまでその処理能力であって、
確かに非常に魅力的であることは否定できないのですがMacOSXはとりあえずいらないのです。
急ぎで欲しかったのは非常にパワフルなLinux、というかJavaの動くサーバだったので
1時間ほどMacOSXをいじったあとさっそくUbuntuをインストールする作業に移りました。
MacOSXはHDDいっぱいにインストールされているのでまずパーティションのリサイズをします。
OSXのターミナルを開いてとりあえずdiskutil labelとか打ってみます。
そうするとどうやらいくつかパーティションがあることがわかります。
そのうちOSXが入っているdisk0s2をリサイズします。
diskutil resizeVolume disk0s2 200G
もともと300GBのディスクだったので100GBくらいLinuxに割り当てることにしました。
次にブートローダを入れます。
rEFItというブートローダが非常によくできているのでこれをダウンロードしてディスクイメージをマウントして、パッケージとしてまずインストール、そのあとターミナルを開いて、マウントしたところのどこかにあるenable-always.shをsudoで実行します。これで再起動すると起動時にrEFItが起動するようになって、起動するOSやらなんやらを選択できるようになります。
UbuntuのCDをあらかじめ作っておくのはお約束として、そのCDをドライブにセットして再起動します。
そうするとrEFItの画面が表示されるのでCDからペンギンさんを起動させます。
さっきつくった空き領域に適当にインストールすればOKです。
これで、再起動すればrEFItが起動して、起動するOSを選択できるようになります。
もちろんbooableなCDがセットされていればそこからの起動もできます。
あー短いOSXの生活だった。