作業内容はドキュメントにしないといけないようなので、InstallManiax3カテゴリを作ってこのブログをドキュメントにかえたいと思います。

ではまず、PHPの環境構築まで。 # 正直人に読ませるのではなくて自分向けのメモになっていることが否めない・・・

いろんなOSSを動かすにあたってとりあえずPHPは入れておきたいところなので、まずはそこまでのメモ。

作業条件はこんなかんじ。

・Windows Web Server 2008 R2を使う（選択肢は当然64bitのみ

・WWS2k8はHyper-V上に構築する

・http://maniax.kawataso.net/ としてWebサーバを公開する

なのでざっくりした流れとしては

1. Hyper-V 2008 R2をインストールする

2. Hyper-V上の仮想マシンとしてWindows Web Serverをインストールする

3. 運用に必要ないろいろな設定をする

4. IISをインストールする

5. PHPをインストールする

だいたいこんなところ。

1.と2.のHyper-VやWindows Web Serverをインストールするまではそんなに難しいところはない。とりあえずキーボードとマウスとLANケーブルをさしておけばいい。

ただ、その間のHyper-V管理コンソールに接続するところでちょっとはまったのでメモしておく。

基本的にはHyper-Vのコンソール（物理的なマシンのほう）でリモート管理を有効にする操作をしておいて、管理マシンと同じユーザIDとパスワードを設定しておけばい。

kawataso.netの場合たまたま以前別のマシンで使っていたIPアドレスを再利用して割り当てていたのだけど、内部ネットワーク用のDNSにhoge.local.kawataso.netみたいな名前で登録されていて、それが罠だった。

素直にhoge.kawataso.netにしてあれば、DNS逆引きしたときにWindowsが勝手にhogeとして認識してくれたからよかったのだけど、hoge.localになっていたせいで、逆引きしたものを正引きできない状態になっていたようで、そこで接続失敗していた。

とりあえずお約束として管理用のマシンのhostsに適当なマシン名とIPアドレスの対応を記述して解決。

そのあと3.として必要な設定をする。うちの場合はざっくりこんなところ。

・WWSのIPアドレス固定

・Windows Update

・リモートデスクトップを有効化

・kawataso.netのリバースプロキシにmaniax.kawataso.netを登録

・NAPTの設定（kawataso.netの場合リモートデスクトップだけ。HTTPはもともとリバースプロキシに振り向けられていて、*.kawataso.netはすべてここでハンドリングしているので、上記の設定だけでOK）

4.のIISのインストールは簡単。サーバマネージャの役割の追加からIISをインストールするだけ。PHPは動かすつもりなので、最初からCGIはチェックをいれておく。

5.、さて、最後にPHPをインストールする。http://windows.php.netをみると、5.3系と5.2系が配布されている。5.2系にはWindows向けにMSが配布しているWeb Platform Installer版へのリンクがあるので、今回は楽をするためにこれを使う。5.3系の魅力に後ろ髪を引かれつつ、WebPIのリンクからPHPのインストールを行う。ウィザードに従ってインストールを進めるだけで、必要な設定は全部やってくれる。*.phpのハンドラ設定もやってくれたので楽ちん。適当にwebrootに<?php phpinfo(); ?>と書いたtest.phpをおいて、http://maniax.kawataso.net/test.phpにアクセスして、いつものphpinfoが表示されたらおめでとう。インストール完了。もし正しく表示されなかったらあなたの問題切り分け能力をフルに発揮してがんばってください。

–2010/01/02 21:08追記–

PHPのインストール時には必要なモジュール判断がめんどくさいのでとりあえずすべてインストールを選択しておく。mbstringとかあとで必ず必要になるから。