ついにX40のHDDが完全故障してしまったので仕方なくHDDをCFに換装しました。
本当ならちゃんと動いているうちにバックアップをとっておけばよかったんだけど、めんどくさくて適当に放置していたら気がつけば完全にHDDはお亡くなりになってしまいました。X40は1.8インチのHDDで、壊れやすさに定評がありますね。しかもこのタイプの1.8インチのHDDはHITACHIがもう生産していないらしいのでこの先入手困難な状況になったり入手可能でも高価になる可能性があります。
ググるとわかりますが、HDDがお亡くなりになった人はHDDの代わりにCFを積んでいることが多いみたいですね。僕の知り合いにもそんな人がいます。
CFに換装するのに必要なのはもちろんCF、それからCFをIDEのコネクタに変換するための基板です。基本的にCFはIDEに直結できるので、単純に配線をするだけの基板になります。僕が買ったのは1k円くらい。
それから肝心のCFですが、僕はTranscendの300倍速、8GBのCFを買いました。このあたりの情報もググればみつかるもので、鉄板なのがこの8GBのTranscendの製品。本当は容量的には16GBくらいほしいのですが、8GBと16GBには今のところ越えられない壁があって、それがSLCなのかMLCなのか、という違いです。詳しくはやっぱりググってほしいのですが、MLCは大容量化できて安いかわりに書き込みがとっても遅いのです。逆にSLCは容量は少なくて比較的高いのですが書き込み速度が速くてXPとか入れても快適だということ。
と、そんなわけでCFと基板をそろえてX40のHDDの代わりにセット。ちゃんとBIOSから認識していることを確認した上で、XPをインストールします。
本当ならリカバリ用のCDがあるのでそこからインストールできるといいのですが、それにはちょっと容量が少なすぎるので、今回は余っていたXPのCDからクリーンインストールをします。クリーンインストールをしてもちゃんとしっかりドライバが提供されているのはThinkPadの利点ですよね。
インストール作業は特に問題なく進んで、普通にドライバとってきてまともな環境には数時間でもっていくことができます。いちおうここでバックアップでもとっておきましょう。
8GBという少ない容量なので、インストールするアプリは限られるような気がしますが、そもそもX40はPentium M 1.2GHzという今となっては非力なマシンなので、もともとブラウジングくらいにしか使っていなかったので、あまり問題はないです。あとPDFが読めるようにしたり、プリンタのドライバいれてネットワークで共有してプリントサーバにしたり。
ちなみにCFにしたら起動がかなり快適になりました。初期状態でXP起動時の下のアレが1回とちょっと流れたら起動したし、いろいろ入れた今でも2回ほど流れたら起動します。よっぽとX61のVistaなんかより速いので、比較用に動画をとってみました。
だいたい起動してログイン画面に到達するまで30秒弱です。
これが今の僕のメインマシンであるVista on X61の起動動画。こいつはこいつでハイブリッドHDDとか搭載して体感の向上につとめているのですが、CFに入れたXPはやっぱり圧倒的に起動が速いです。