電車での話なのですが、どうもそういう場面に出会すことが多いようで。
とりあえず最近の話から。(結局最近の話だけにしました。)
会社でやり残した仕事があったので帰りの電車の中でコーディングをしていたときのことです。時間帯は10時とかだったかな。それほどひどく混雑する時間帯ではなかったと思いますね。
乗り換え駅からの始発待ちの列の先頭を確保していた僕はそのまま到着した電車の扉が開くと同時に車内に入り、長い椅子の左端に座りました。もちろん平日なので椅子は全部埋まり、立っている人もそこそこたくさんです。発車した電車は地下区間を抜け地上へ、ひた走ります。
そんな中、僕はひたすらコーディングをしています。次の乗り換えまでは約30分ほど、この時間が勝負です。ちなみに隣に座っていたのは多分30はいっていない男性。別に右を向いて確認したわけではないですが、目を伏せてうつむき気味に座っています。あえて文章にすると沈んでいるように感じますが、いわゆる普通のそこそこ満員電車で座っている人を想像すればそんなにイメージに違いはでないと思います。
で、僕はひらすたコーディングをしています。電車も次の乗り換えまでの半分ほどを走ったところ。隣りの男性の体が少し動いたことを視界の隅でとらえます。が、とらえただけで別に気にするつもりもなくキーボードを叩き続けます。男性はどうやら手を口にあてようとして腕を下から持ち上げてきます。
kawatasoの心の声「あくびか?お疲れさまですかねえ。」
とか瞬間考えていたらその更に次の瞬間
男性「うぅっ」
ka心「え?」
一瞬の呻きに続くなんか水分を帯びた音。左を見ると男性は口に手をあてたままですが、その指の間から漏れ出す液体状の何か。
ka心「えええっ!?」
脳内再生「使途の侵攻、食い止められませんっ!」
って冷静に観察している場合ではありません。男性の手から溢れ出した何かは男性の膝に落ちても止まらず電車の座席へと流れ落ちていきます。そしてその先には僕のコートの裾がいるわけです。
脳内再生「いかんっ、なんとしても食い止めろ」
脳内再生「だめですっ間に合いませんっ」
とっさにコートの裾を転身させ回避行動をとらせますが、一瞬遅く、2滴ほど被弾してしまいました。しかもなんかピンク色しています。あなたはいったい何を食べたのですか。ついに、彼の手では受け止められなくなったピンク色の何かは、彼を観念させ、彼は自分のトートバッグの中へ吐くことに決めたみたいです。
いや、冷静に観察している場合ではありません(再)。でも僕はポケットティッシュとか持っていなかったので、とりあえず何もできないわけです。そしたら彼の前に立っていた人がポケットティッシュを取出して彼に渡しました。彼はそれで手を拭いています。そして僕は、何かできるとすればそのままコーディングを続けることくらいだったのですが、2.5秒ほど悩んだ結果、結局コーディングを続けることにしました。ゴメンナサイ。
どうも、帰るのが夜遅いせいか、そういう光景にはちょくちょく出会います。でもそういうものかと思っていたら、人の話を聞くとそうでもないようで、なんでしょうね、僕はそういうことに対しての引きが強いんでしょうか。
ちっともうれしくはないです。